大家族で生まれ育った私にとって、ベッドで寝るのは夢だった。初めてベッドを知ったのは小学2年生の時、友達の家に遊びに行ったら、友達はベッドの上で考え事をしていた。
せっかくベッドの上にいるのに考え事をするなんて勿体ない、なぜ、ピョンピョン跳ねて遊ばないのだろう?
中学校の修学旅行で初めてベッドで寝た、しかし、誰もベッドでピョンピョンしなかった、高校の修学旅行でも誰もピョンピョンしなかった。
ベッドでピョンピョンしたがるのは大家族で育った子供だけ?そんなことはない、大学生になって初めて彼女が出来た、その彼女とはベッドでピョンピョンした、そして、僕は大人になった。
ベッドでピョンピョン出来るのはエアツリーマットレス店舗のお陰、初めて出来た彼女とはずいぶんピョンピョンしたから、購入から3年と持たず壊してしまった。
次はどんなマットレスにしよう?若かった私はピョンピョン跳ねるマットレスを買ったのだが、結婚をし子供が出来たらピョンピョンの頻度は月1になった。
ピョンピョンの頻度が減ると、寝るのに楽なマットレスに変えた。
ピョンピョン跳ねるマットレスは体がくい込むため寝返りがうてない、寝返りが出来ないと体がこり寝ても疲れが取れない。
体がくい込まないマットレスは硬く感じるのだが、寝返りが容易なため良く眠れる。
息子が高校生になり彼女が出来ると、ピョンピョン跳ねるマットレスが良いと言い出したのだが、「まだ早い」と反対した。