秋と言えば、芸術の秋という風に言われています。紅葉をみて秋を感じてはいかがでしょうか。
紅葉とは、おもに落葉広葉樹が落葉の前に葉が色づくことをさしています。
私のいる地域、愛知県では都会の中でも自然を大事にしています。紅葉で有名な場所はいくつかあります。2つほど紹介していきます。
香嵐渓(こうらんけい)
愛知県豊田市足助町 愛知高原国定公園 矢作川支流巴川の一角をさしています。
愛知県の紅葉といえば、最初になまえが出るぐらいポピュラー名所です。
その歴史は、江戸時代に遡ります。香積寺(こうじゃくじ)の和尚が巴川から寺までの参道にカエデ・スギの木を植えたのが、始まりだと伝えられています。
また、シンボルの待月橋(たいげつきょう)は1953年に命名され、毎年多くの観光客が訪れています。
香嵐渓の周辺には、体験できる・感じる・数多くの観光スポットがあります。
三州足助屋敷は、茅葺き屋根の母屋や土蔵を利用して多くの観光客に利用してもらっています。明治時代1868年から昭和 高度成長期1955年ごろまでの農家の暮らしを体験できるようになっています。内容は、わら細工・番傘作りなど職人の仕事風景を見学できるほか、はたおりや紙すき体験も楽しめる場所となっています。
足助天満宮は、飛鳥時代673年 天武天皇が創建したと伝えられています。
檜皮葺(ひわたぶき)三間社流造(さんげんしゃながれづくり)の御本殿は、国の重要文化財に指定されています。
古くから足、旅、交通の守護神として信仰されているそうです。
私がこの地域へ行ったときにイノシシの肉の料理を食べました。ぼたんなべという鍋料理で地元の味噌・赤みそを入れて作るものです。イノシシの肉は、クセがあるのでみそを使って料理をするとおいしく食べられます。
他に百年草という建物があります。そこには、宿泊施設・レストラン・入浴施設など楽しむことができます。その中にZIZI工房というソーセージやハムを手作りし、販売しています。私も行って買ってきました、手作り感があっておいしく食べました。
徳川園
徳川園は、名前のとおり尾張徳川家の居住でした。
だれが建てたのかというと徳川御三家 尾張藩二代藩主光友です。
徳川家康の孫にあたり、家光は従兄弟になります。
光友が子どもに家督を譲り、隠居生活を送ったのが徳川園あたりです。昭和時代(1925年頃)に入り、尾張徳川家19代当主 徳川義親が名古屋市に寄贈したそうです。その後第二次世界大戦の空襲にて、焼かれてしまいました。
戦後は、市民公園として整備されていました。平成16年(2004年)に日本庭園へリニューアルしました。
徳川園には、江戸時代を思い寄せるような景色、大名が住んでいるような庭園です。私の住んでいる場所から数分で行ける紅葉のスポットです。都会の真ん中に緑や紅葉が楽しめるのは、数少ないと思います。私も紅葉の中で秋を感じて時間を忘れました。そのくらい、のどかな所でした。
紅葉の他に徳川園では徳川美術館や歴史的重要文化財が保管されている蓬左文庫があります。徳川美術館には「源氏物語」の原本がおかれていました。実際に見に行ってきました。本物は、味があって紫式部は頭を抱えながら物語を書いていたんだと感じました。
子どもの歴史の勉強する場所にもよいと思います。
今回の場所の所載
愛知県豊田市足助町 名鉄三河線「豊田市駅」より、名鉄バス足助行き
約45分 香嵐渓下車
車の場合
(関東方面)
豊田JCTから東海環状自動車道 豊田勘八ICを下車。国道153号を飯田方面(東)へ約13km)
〔関西方面〕
東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道経由 豊田勘八ICを下車。国道153号を東へ約14km
徳川園
愛知県名古屋市東区徳川町
バス 名古屋駅バスターミナル10番のりば 基幹2号系統
「徳川園新出来」停下車徒歩3分
JR JR中央本線 「大曽根」駅下車南出口徒歩10分
車の場合
〔関東方面〕
名古屋ICから名古屋第二環状自動車道に乗り換え引山下車
〔関西方面〕
小牧ICから名古屋高速に乗り換え黒川下車